2009年04月05日

早産で生まれた赤ちゃんの心の発達

 早産で出生した赤ちゃんの心の発達に、生後直後からの赤ちゃんと母親とのかかわり方や保育器などの環境、検査などの医療行為がどのように影響するかを調べる研究を京都大教育学研究科と同大学医学部付属病院が始めた様だ。
 周産期医療の充実が社会的課題となる一方で、早産児の心の発達の研究は世界でもほとんどなく、日本で増えている早産児の健やかな成長につなげたいという願いからだという。
 同研究に取り組むのは教育学研究科の明和政子准教授、京大病院新生児集中治療部医長の河井昌彦助教らのチームだ。
 同研究は科学技術振興機構「ERATO岡ノ谷情動情報プロジェクト」の一環として2013年度まで行うとしている。

 人の赤ちゃんはまだ母親の胎内にいる時でも自身の母親の声を聞き分けて口を開けるなどの反応をしたり、新生児も他者の表情をまねたりコミュニケーションしていることが最近明らかになったが、その一方で、早産の低出生体重児は表情変化に乏しく、母親が育児ストレスを抱えるなどの報告があるのも事実だ。
 NICU入院時における赤ちゃんのストレスの蓄積や他者とのコミュニケーション不足が後の心の発達に影響しているのではないかとの指摘もあるというから同研究の意義は大きいと思う。
 これまででも、早産児には、赤ちゃんを包み込む寝具の使用や、音、光の軽減、お母さんと触れあう時間を増やすなどの対応が医療現場で行われているが、効果は分からないのが現状というだけに研究の成果に期待が集まっている。

posted by ひで at 09:28| 奈良 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療・介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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