南アジア諸国で日本の仏教教団が本格的に伝道の拠点を築くのは初めてで、同派は「仏教のふるさとで念仏の教えを広める足がかりにしたい」としている。
ネパールは約2500年前に仏教を開いた釈迦の生誕地だが、現在はヒンズー教が国民の大半を占め、「仏教徒は1割程度」という。
十数年前から現地で障害者福祉活動をしていた同派の門徒(故人)を中心に布教が始められ、同派でも新しい開教地として寺院建設を支援することにしたという。
建設中の寺院は鉄筋コンクリート3階建てで、本堂や図書室、宿泊施設などを備えるものだという。
建設費は土地代を合わせて約1億8000万円だそうで、すでに1、2階部分は完成し、年内の完成を目指すという。
この日、西本願寺で、来日した現地責任者ソナム・ブティア開教事務所長に設立承認書が交付された。
同派の林安明国際部長は「インド北部(現ネパール)で生まれ、中国を経て伝わった仏教が里帰りする格好。現地では日本への関心も高く、南アジア全体に活動を広げたい」としている。

