2007年02月10日

ツボカビ病

 カエルなど両生類を絶滅させる恐れがあるツボカビ症の国内確認を受けて、研究者や獣医師ら専門家グループが、拡大防止のための緊急行動計画を発表した。
 現行法では国内侵入を防げないとして、法整備が必要としている。

 行動計画では、緊急対策として取扱業者などに輸入自粛や自主検疫を呼びかけるとするが、強制力がないため、動物愛護管理法や外来生物法などを改正し、流通業者の登録制や、輸出国での検査済み証明書の添付義務付けなどの対応を取ることを国に求めている。

 ツボカビは人には感染しないが、両生類の致死率は90%以上とされ、世界的にカエルの激減や絶滅を招いている。
 国内では昨年12月以降、飼育下のカエルで確認されており、一度野外に広がると根絶は不可能と見られている。

 行動計画づくりに当たった羽山伸一・日本獣医生命科学大助教授によると、カエルはペットや実験用などに10カ国以上から輸入されているが、流通ルートは分かっていないという。

 財務省の貿易統計では06年のカエルの輸入は5258匹だが、自己申告であることなどから、実態は数倍に上るとも見られている。
 大型肉食魚アロワナなどの餌として輸入された小型のウキガエルからもツボカビが見つかっており、熱帯魚飼育が感染を広げる危険性も指摘されている。

 日本野生動物医学会などが1月13日に緊急事態宣言を発表するとともに、カエルに詳しい獣医師を全国規模で認定、感染が疑われるカエルの検査がスムーズに行える態勢を整えてきた。

 研究者らの組織「カエル探偵団」は、野外拡散の最悪事態に備え、インターネットで「野外でのカエル・ツボカビ症発見マニュアル」を公開した。
 目立った外傷がない死体、同じ場所でたくさん死んでいたり、何日も連続して死体が見付かったり、死体の発見場所が広がる場合などが要注意だとしている。
posted by ひで at 07:38| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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