これまで塾講師の良しあしを測る客観的なものさしは無く、教え方も塾によってまちまちで、統一基準を作ることで保護者からの信頼を高め、それぞれの塾のレベルアップにつなげたい考えだ。
正規講師のほか大学生らのアルバイト講師が対象だ。
基本的な心構えや能力を測り、塾講師になって間もない「若手」の受検を想定している。
検定は、基礎知識を確認する講習会でスタートし、講習会後の筆記試験に合格すれば2級の検定資格を得るという。
2級に合格すると、さらに1級の検定試験を受けられるのだそうだ。
講習会は今年12月にまず東京で開く計画で、来年以降は5月と12月の2回、全国数都市で実施する。
塾生や保護者に対する振る舞い方やマナー、身だしなみ、授業をする上での心構えなどを約2時間かけて学んだ後、内容を理解したか確認する筆記試験と、公立高校入試レベルの教科試験を行うという。
2級の検定は、ビデオに撮った模擬授業の様子を3人の審査員が評価するという。
授業の展開の仕方や話し方、塾生全員に視線を向けているか、などを見るとしている。
審査員は10年以上の経験があるベテランから、推薦と研修を経て選ぶそうだ。
1級の検定の具体的な内容は今後詰めるとしている。
全国学習塾協会は、個人経営から大手進学塾まで約650の塾が加盟しており、事業所の数は2600カ所程度、講師は数万人規模になる。
塾全体では全国に約4万9000の事業所があるが、このうち約1万8000が個人宅で展開する公文教室だ。
公文教室を除くと、協会加盟の塾は事業所ベースで8%強にあたる。
検定は、協会に入っていない塾の講師も受けることができる。
受検料などは近く決めるとしている。
同協会の稲葉秀雄専務は「講師は自分の能力がどの程度か分かり、意欲もわく。塾経営者としては、生徒や保護者ら顧客に対してアピールする材料になると思う」と話している。
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