2007年04月22日

絵画の真贋見分けます

 特殊な光を当てて絵画の真贋を見抜くという技術につながる手法の開発に情報通信研究機構(東京都小金井市)や東北大学などが成功した。
 電磁波のテラヘルツ波を利用し、絵を傷つけずに肉眼で区別がつかない顔料ごとの微妙な「色」の違いを見分ける手法で、電子情報通信学会の専門誌(電子版)に近く発表する予定だという。

 同機構の福永香・主任研究員らは、イタリアの絵画修復業者から手に入れた古典顔料100種類以上にテラヘルツ波をあて、顔料ごとに反応の違いを分析してデータベース化した結果だそうだ。

 その結果、肉眼で同じような白に見えても、19世紀まで主流だった鉛白と、その後に登場した亜鉛華、1920年以降に広まったチタンホワイトでは、特徴が異なることがわかったのだそうだ。
 鉱物系顔料だけでなく植物系顔料や、オイルやアクリルなど展色材の種類も区別できるという。

 こうした情報から絵画を傷つけずに顔料を特定できれば、描かれた時期や修復回数などを推定できるそうで、古典絵画から近代の顔料が検出されれば、にせ物である疑いが強くなるという。

 テラヘルツ波はエックス線のような被曝の心配がないことも利点で、爆発物や薬物なども検出できるため、米国ではテロ対策用に研究が進んでいるそうだ。
 福永さんは「食品添加物や公害物質の検出にも応用できる。装置を小型化して産業利用につなげたい」と話している。
posted by ひで at 16:26| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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