2007年12月08日

1880年の望遠鏡

 1880年(明治13年)にドイツで製作されたとされる天体望遠鏡(通称:レプソルド子午儀)が、東京都三鷹市の国立天文台で発見されたそうだ。この望遠鏡は望遠鏡としてだけではなく、暦などを決める重要な機器だったと推測され、科学の歩みを伝える貴重な学術資料となりそうだと期待されている。
 実はこの望遠鏡、今年夏の施設点検中、旧観測室のゴミの山から、布にくるまれた状態で見つかったのだそうだ。
 天文情報センターによると、製作した独企業の技術力は非常に高く、接眼部の駆動部分などは今もきちんと動くという。
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2007年09月29日

初の純国産哨戒機

 岐阜県各務原市の航空自衛隊岐阜基地で昨日、次期固定翼哨戒機(XP1)の試作1号機の初飛行があった。
 開発の中心になった川崎重工飛行課の関戸昭洋機長ら11人が乗りこみ、午前9時38分に岐阜基地を離陸し、約60分間飛行した。
 機体やエンジンの調子は順調だったという。

 XP1は自衛隊の現有機「P3C」の後継機で、哨戒機としては初の純国産だ。
 川崎重工は今後も飛行試験を重ねて、来年、防衛省に納入する予定にしている。
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2007年08月12日

日本最古の電波望遠鏡

 国立天文台野辺山観測所(長野県南牧村)は、ブラックホールや星間物質の発見など多くの成果をあげる日本の電波天文学の礎を築いた日本最古級の電波望遠鏡を、同観測所に復元、関係者らに披露した。
 この電波望遠鏡は、故畑中武夫・東京大教授が49年に東京都三鷹市の国立天文台(当時は東大東京天文台)に設置したもので、縦2.5メートル、横5メートルの木枠に16本の金属の棒状アンテナが取り付けられ、長さ約5メートルのシャフトで向きを変える仕組みだといい、太陽観測に使われたそうだ。
 今は後継機の完成で解体され、倉庫に眠っていたのだとか。

 同観測所研究技師の御子柴広さん(53)と機器の保守を担当する森明さん(67)が復元を計画し、3年前から作業を進めてきたという。
 鉄塔とシャフトのさびを落とし、朽ち果てた木枠のアンテナはアルミで作り直して完成にこぎつけたというが、実際の観測はできないそうだ。

 御子柴さんは「戦後の物資の乏しい時期に、これだけの電波望遠鏡を作った先人の情熱に感嘆する。最新の45メートル電波望遠鏡と並べて復元でき、うれしい」と話している。
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2007年08月05日

柏崎原発にIAEA派遣

 新潟県中越沖地震による東京電力柏崎刈羽原子力発電所の被害状況などを調べる国際原子力機関(IAEA)の調査団長を務めるフィリップ・ジャメ原子力施設安全部長が本日午前、成田空港に到着した。

 調査団は、6日から9日までの日程で柏崎刈羽原発を現地調査を行い、被害状況の確認や、関係者からの聞き取りを行うという。
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2007年07月29日

東北新幹線新型車両

 東北新幹線で国内最高の時速320キロ走行を目指す方針を固めたJR東日本は、新型車両を量産する前段階として、先行車造りに着手すると発表した。

 完成は09年春で、試験走行を経て量産車へ移行するという。

 2010年度末に予定される青森延伸に合わせ、東京―新青森間を3時間で結ぶ営業運転が目標だそうだ。

 新型車両は、JR東が05年度から試験走行を続けてきた、時速360キロで走る試験車「ファステック360」の技術を土台にする様だ。

 車体を1.5度傾けることで、半径4キロの急カーブでも時速320キロ走行が可能になるほか、騒音対策のためにパンタグラフを一つしか装備しない。

 一方で、ファステックの特徴の一つで、独特の形状から「ネコミミ」と呼ばれ、鉄道ファンらに人気だった、空気抵抗を利用したブレーキ補助装置は装備されないという。

 地震時などに少しでも早く停車するための装置で、1辺が約1メートルの黄色い三角形状のもので、ほぼ全車両の屋根部分に2枚か4枚あり、緊急時にピンと立てて使う予定だった。

 JR東は「ブレーキをかけてから停止するまでの制動距離を現行新幹線と同等に保つには、時速320キロ走行ならネコミミは必要ない」と説明している。
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2007年07月21日

がくや打ち上げ延期

 宇宙航空研究開発機構と三菱重工業は、8月16日にH2Aロケット13号機で打ち上げ予定だった月探査機「かぐや」の打ち上げを延期すると発表した。
 探査機本体から分離する予定の子衛星に部品の取り付けミスが見つかったためで、部品交換に1カ月ほどかかり、打ち上げは9月になりそうだという。

 同機構によると、今冬打ち上げ予定の超高速インターネット衛星「WINDS」の12日の地上試験で、コンデンサーが本来と逆の向きに取り付けられているのが見つかり、「かぐや」でも確認したところ、19日に二つの子衛星で同様のミスが見つかったという。

 取り付けミスがあってもしばらく正常に動作するため、「かぐや」の試験期間中は見つからなかったそうだが、このまま打ち上げられていた場合、月の重力場測定ができなくなった可能性が高いという。
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2007年06月27日

宇宙での日本食

 宇宙航空研究開発機構は、国内12社が応募した29品目の食品を、「宇宙日本食」第1号として認定した。

 認定されたのは、インスタントラーメン、レトルトカレー、おにぎり、粉末緑茶などで、いずれも日米欧15か国の協力で進める国際宇宙ステーション(ISS)で定める基準をクリアしたのだそうだ。

 基準では、気圧や温度の変化に強い完全包装や、地上の常温下で1年間の長期保存が可能なことなどを求めているため、いずれもチューブ状などの容器に収められているという。

 加熱したり、お湯や水で戻すと、数分から1時間で食べられるそうだ。
 ラーメンは、めんが一口サイズの塊、スープにとろみがあるなど、飛散を防ぐ工夫が施されている。
 また無重力下では味を薄く感じるため、味もやや濃く仕上げてあるという。

 「宇宙日本食」はISS食品リストに加えられ、宇宙飛行士が希望した場合に、提供されるそうだ。
 宇宙機構は、2008年秋以降にISSに長期滞在する予定の若田光一宇宙飛行士のメニューになることを目指している模様だ。

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2007年06月02日

サイネット3

 国内約700の大学や研究機関を高速回線で結ぶ国立情報学研究所の学術情報ネットワーク「サイネット3」が昨日から、本格運用を始めた。

 東京―名古屋―大阪を結ぶ幹線の通信速度は秒速40ギガ(ギガは10億)ビットで、従来の4倍になる早さだという。

 同研究所は1992年4月に全国の大学を結んだ「サイネット」(秒速1ギガビット)の運用を開始していた。

 さらに2002年から、先端的な研究プロジェクトを行う機関同士を結ぶ「スーパーサイネット」(同10ギガビット)の運用を始めていた。

 今回始まったサイネット3は両者を統合、高速化した上で、基幹回線のループ化など信頼性も強化したという。

 さらに、セキュリティー機能の充実や、効率的な回線利用などの最新のネットワーク技術も導入し、研究機関間の大容量の高速データ通信に対応する優れものだという。

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2007年05月16日

H2

 宇宙航空研究開発機構は、来夏に温室効果ガス観測衛星「GOSAT」を搭載して打ち上げるH2Aロケットに、一般から応募があった小型衛星6基を相乗りさせ、無償で打ち上げると発表した。

 6基は重さが3〜50キロで、東北大、東京大、香川大の3大学と、情報サービス会社「ソラン」(東京)、東京都立産業技術高等専門学校、東大阪宇宙開発協同組合がそれぞれ開発した衛星だという。
 雷や高層大気の観測や、伸展式の望遠鏡の性能評価などを行う予定だそうだ。

 同機構は昨年5月、H2Aの余剰スペースに相乗りさせる衛星を公募し、21件の応募から選んだという。

 打ち上げ大丈夫??

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2007年05月04日

未来のスパコン

 スーパーコンピューターで1000万年かかる計算を数十秒で解くとされる未来の超高速計算機「量子コンピューター」の基本回路をNECや理化学研究所などが開発した。
 実現に一歩近づく成果だと期待される。

 量子コンピューターは、電子の回転など極微の粒子が持つ特殊な性質を利用するもので、NECなどは、極低温で電気抵抗がゼロになる超電導状態のアルミ薄膜を回路に用いる研究を続けてきたという。

 基本的な計算をさせるための前提条件として、二つの回路をつないだり、切り離したりするスイッチのような仕組みが求められていたが、NECナノエレクトロニクス研究所の蔡兆申・主席研究員らは、2回路の間に制御用回路を挟むことでこの技術を可能にしたのだそうだ。

 量子コンピューターの実用化は10年以上先と見られる。
 今後の課題は計算方法と回路の改良という。

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水星の内部の様子が判明か

 太陽に最も近い惑星の水星は、地球のように内部に液体の核がある可能性が極めて高いと、米国とロシアの観測チームが発表した。
 岩石や金属でできた「地球型」惑星では、水星と地球だけがいまも磁場をもつため「液体核」などの共通点があると指摘されていたが、その「証拠」が初めて得られた形だ。
 観測チームが地上のレーダーを使って水星が反射する電波をとらえ、動きを詳しく調べた結果、水星の自転にわずかな「ゆらぎ」があることなどを確認し、「核の少なくとも一部は溶けている」と結論づけたという。
 液体核が存在する可能性は「95%」としている。

 地球では、液体核の対流が磁場を保つ働きをしているとされる。
 ただ、水星の重さは地球の5%ほどしかなく、なぜ内部が核を溶かすほど高温になるのか、どんな物質が溶けているのかなど、実態はわかっていない。
 今回の成果は、惑星形成や磁場が維持される仕組みを知る手がかりになると期待されている。
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2007年04月22日

絵画の真贋見分けます

 特殊な光を当てて絵画の真贋を見抜くという技術につながる手法の開発に情報通信研究機構(東京都小金井市)や東北大学などが成功した。
 電磁波のテラヘルツ波を利用し、絵を傷つけずに肉眼で区別がつかない顔料ごとの微妙な「色」の違いを見分ける手法で、電子情報通信学会の専門誌(電子版)に近く発表する予定だという。

 同機構の福永香・主任研究員らは、イタリアの絵画修復業者から手に入れた古典顔料100種類以上にテラヘルツ波をあて、顔料ごとに反応の違いを分析してデータベース化した結果だそうだ。

 その結果、肉眼で同じような白に見えても、19世紀まで主流だった鉛白と、その後に登場した亜鉛華、1920年以降に広まったチタンホワイトでは、特徴が異なることがわかったのだそうだ。
 鉱物系顔料だけでなく植物系顔料や、オイルやアクリルなど展色材の種類も区別できるという。

 こうした情報から絵画を傷つけずに顔料を特定できれば、描かれた時期や修復回数などを推定できるそうで、古典絵画から近代の顔料が検出されれば、にせ物である疑いが強くなるという。

 テラヘルツ波はエックス線のような被曝の心配がないことも利点で、爆発物や薬物なども検出できるため、米国ではテロ対策用に研究が進んでいるそうだ。
 福永さんは「食品添加物や公害物質の検出にも応用できる。装置を小型化して産業利用につなげたい」と話している。
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2007年03月04日

居眠り運転防止装置

 東京大の金子成彦教授(機械力学)らのグループは、大分大、島根難病研究所、産業機械メーカー「デルタツーリング」(広島市)などと共同で、居眠り運転の予兆を検知する座席を開発し、5日に東京大で開く「入眠予兆シンポジウム」で公開する予定だという。

 これまで、居眠りの予兆は脳波や心電図でとらえられてきたが、電極などを体に付けなければならず、自動車では使えなかった。

 グループは、脈や呼吸の乱れから、居眠りの約10分前に予兆が分かることをつかんだそうで、背もたれに脈をみる圧力センサー、座席の下に呼吸をみる磁気回路センサーをつけた検知用座席を試作し、振動装置や実際の車で実験し、たとえ厚着をしていても十分に予兆が検知できることを確かめたという。

 実験では、背もたれの角度を33度後ろへ倒すと最も疲れにくいことや、バネなどで車の振動が体に伝わらないようにすると疲れや居眠りの防止にいいことなども分かった。
 これらの成果はデルタツーリングの「疲れにくく、居眠りが起きにくい座席」の設計に生かされ、2月から販売されているマツダのスポーツカーRX―8の限定車に使われているという。

 金子さんは「居眠りの予兆が検知され、次にどんな方法で眠らせないようにするかが今後の課題」と話している。
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2007年03月03日

メタンハイドレード撮影成功

 新しいエネルギー源としても注目される「燃える氷」メタンハイドレートが、新潟県上越市沖30キロの日本海で泡のように立ち上っている様子の撮影に、東京大や海洋研究開発機構などが成功した。
 温室効果が高いメタンガスが海から大気に放出され、気候に影響を与える仕組みを理解する上で重要な発見という。
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2007年02月25日

星の子供の分布

 星の素になるガスが、銀河の中で分布している様子をとらえたデータベースを国立天文台が作りウェブサイトで公開された。

 星は、宇宙空間にあるガスの塊が収縮してできると考えられていて、ガスの分布がわかれば、星の形成を知るのに役立つが、目に見える光(可視光)では観測できないので、電波望遠鏡による観測が行われている。

 国立天文台の研究グループは、ガスの分布を示す一酸化炭素(CO)分子の濃度を観測する直径45メートルの電波望遠鏡(長野県南牧村)の受信装置を改良することで、これまでの25倍の効率で観測できるようにした。
 01年から観測を始め、約8000万光年以内にある40の渦巻き銀河のデータを集めたという。

 研究に携わった中井直正・筑波大教授は「今後も観測を続けて、100カ所ほどに増やしたい」としている。
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2007年02月17日

蛇は右利き?

 カタツムリを食べるヘビの仲間は、右下あごの歯が多いなど「右利き」に適応進化してきたことが京都大の細将貴さんと堀道雄教授、浅見崇比呂・信州大助教授の研究でわかったという。
 左巻きより右巻きが圧倒的に多いカタツムリを餌とするには、「右利き」が有利なためとみられるという。
 東南アジアなどには、カタツムリだけを食べるヘビの仲間がいるそうで、あごでカタツムリの殻を砕くことができないため、肉を殻から引き抜いて食べているという。

 この仲間のヘビ14種の標本で下あごの歯の平均本数を調べたところ、八重山諸島にすむイワサキセダカヘビで右約25本に対して左約18本だったのをはじめ、12種で右に多かったという。
 「脊椎動物で歯の左右が非対称というのは予想外の結果だった」と浅見さんは言う。
 左右差のほとんど見られなかった2種はナメクジなどを餌にしていたそうだ。

 また、生きたイワサキセダカヘビ4匹に、右巻きと左巻きの両方がいるオナジマイマイという種類のカタツムリを計100回以上与えて、捕食する様子も観察した結果、右巻きが相手ならヘビはうまく下あごを使って殻から肉を引きずり出して食べるが、左巻きなら手間取って失敗も多いことを確かめたという。

 従って、この仲間のヘビは右巻きが多いカタツムリを効率的に捕食するため、左右の歯の数や行動を「右利き」に進化させたと結論づけた様だ。

 カタツムリを狙うヘビが多い東南アジアには他地域と比べ、左巻きのカタツムリが多いことが知られる。
 これについて細さんは「ヘビの捕食に対しては左巻きが有利なため、カタツムリの左巻きへの進化が促されたと考えられる。その検証も進めたい」と話している。
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2007年02月16日

火星に水

 米航空宇宙局(NASA)の火星探査機から送られてきた高解像度画像の解析を進めている米アリゾナ大の研究チームは、「火星に水が存在する可能性が一層強まった」とする分析結果を発表した。

 サンフランシスコで開かれている全米科学推進協会(AAAS)年次総会で発表されたものだ。
 火星の大峡谷を上空から撮影した画像には、層状に堆積した地層のあちこちに亀裂がみられ、その周囲の岩盤が白く変色しているようすが写し出されていた。

 この白い部分は、水などの液体に含まれる鉱物が付着したものと考えられ、火星での水の存在の可能性が一層強まったという。 解析にあたったアリゾナ大の研究者、クリス・オオクボ氏は「画像は、かつて火星の表面に、水か液化した二酸化炭素か、あるいはその混合物かがふんだんに流れていたことを強く示している」と述べた。

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2007年02月13日

希土類がマンガン鉱床に・・・

 非常に強い磁石を作れる性質などから、パソコンのハードディスクやハイブリッド車のモーターなどハイテクに応用される「希土類(きどるい)」という元素がマンガン鉱床に豊富に含まれていることが、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)の研究でわかった。
 この鉱床は世界中に広く分布しており、希土類の約9割を生産する中国以外の新たな供給源として、注目を集めそうだという。

 希土類元素はランタン、イットリウムなど17種類の元素の総称であり、コンピューターや情報通信機器、高性能の電池などに使われている。
 資源量は必ずしも少なくないが、鉱石生産が中国に偏っていることが安定供給の懸念材料となっていた。

 産総研のチームは海底の堆積物からできたマンガン鉱床に着目し、国内55鉱床で産出し、保管されていた鉱石72試料を分析したところ、鉄とマンガンをほぼ同量含むタイプの鉱床は希土類を数千ppm(ppmは100万分の1)含み、中国の代表的な鉱床である風化花崗岩の数百ppmを上回ることがわかったのだそうだ。

 国内のマンガン鉱床は採掘が終わっているが、同じタイプの鉱床は世界に広く分布しており、今後、南アフリカなどで調査を行うという。

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2007年01月28日

南極の氷

48次南極観測隊が、南極大陸の内陸にあるドームふじ基地で26日午前11時21分(日本時間同日午後5時21分)、深さ約3035.22メートルの氷の採取に成功したと、文部科学省が発表した。
 世界初の岩盤到達とはならなかったが、氷柱の最下部には岩盤のかけらのような粒がまじり、水もあったという。
 過去の地球の気候変動を解く手がかりとなると国立極地研究所はみている。
 これで4年にわたる掘削作業は終わった。

 ドームふじは、昭和基地から1000キロ、南緯77度の地点にある。
 掘削は03年12月に始まった。

 採取された岩粒は5ミリ程度だ。
 最下部の氷には、地熱でとけた水が染み出た跡があり、掘り出す最中に凍ったものの採取できたという。
 その中に微生物がみつかる可能性もある。

 「岩盤らしき岩粒や水の採取は、地球環境史や極限微生物の研究を進めるうえでの大きな成果だ」と極地研の藤井理行所長は喜ぶ。

 内陸部で厚さ3000〜4000メートルの氷の下にある岩盤を採取できた例はまだない。
 岩盤ができたのは数億〜数十億年前とみられ、岩粒はその一部とみられる。
 このプロジェクトでは、昨年1月に掘り出した深さ3028.5メートルの氷が72万年前と判明している。
 今回は昨年12月19日から掘削を再開したが、電気系統のトラブルでドリルが不調だった。
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2007年01月14日

日本の月探査計画

 月面にヤリ形の観測機器を打ち込み、月の内部構造を調べる宇宙航空研究開発機構の探査機「ルナーA」の計画を、宇宙開発委員会が再検討することになった。
 開発の遅れなどで打ち上げが10年以上遅れ、保管してある探査機本体の劣化も進んでいるためだ。
 海外の探査機にヤリを載せることも含めて計画を見直すという。
 宇宙機構によると、ルナーAは91年に機器の開発が始まり、当初は95年の打ち上げ予定だった。
 しかし、地震計と熱流量計を備えたヤリを、月の表面下1〜3メートルに打ち込んだ際の激しい衝撃に耐えられるようにするのに手間取ったという。
 ようやく今年完成の見通しが立ったが、10年前に造られた探査機本体は、そのままでは打ち上げられない状態になっている。

 月面に打ち込む観測機器の開発は米国やロシアも進めている。
 宇宙開発委員会は今後、探査機の改修案や、海外の探査機にヤリを搭載する案などを検討する方向だ。

 ルナーAと別に、宇宙機構は今夏、探査機「セレーネ」を月へ送り込む予定で、こちらは順調に準備が進んでいる。
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