2006年08月23日

宇宙の暗黒物質

 米航空宇宙局(NASA)は昨日、宇宙に満ちた正体不明の「暗黒物質」の存在を示す「直接証拠」をとらえた、と発表した。 
 宇宙形成の理論や観測から、宇宙の重さの4分の1は暗黒物質が担っていると考えられているが、存在の具体的な様子はこれまで、とらえられたことがなかった。
 観測グループはNASAのチャンドラX線観測衛星などで、二つの星団が過去に衝突した現場を詳しく観測した。
 両星団は超高速で衝突したのにバラバラにならず、いまも独立した星団の形を保っている。
 グループは膨大な暗黒物質に包まれていて、その重力で形を維持できているのではないかと考えた。
 膨大な重さをもつ天体や星団は、その重力で付近を通る光を曲げる「重力レンズ」効果を及ぼすとされる。
 この効果の大きさを観測した結果、両星団の周辺に暗黒物質が広がっている様子がわかった。
 宇宙の重さのうち、星やガスなど正体がわかっている物質の割合はわずか4%で、残りは暗黒物質と、アインシュタインが存在を予言した正体不明の「暗黒エネルギー」が占めているとされる。

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2006年08月22日

太陽系の惑星増加問題

 太陽系の惑星の定義案について審議している天文学者の国際組織「国際天文学連合」(本部・パリ)は昨日、定義案の修正に着手した。
 プラハで開催中の同連合部会で、専門家から異論が相次いでいるためだ。
 定義案は24日に開く総会で採決にかけられるが、原案の変更が必至の状況となった。
 定義案は、惑星は自己の重力で球形を作り、恒星の周囲の軌道を回る天体とするもので、この案が採択されると、惑星は、現在の9個から12個に増えることになる。
 部会に参加している国立天文台の研究者などによると、定義案が提出された16日以降、惑星科学の専門家などから、「単純に大きさと形だけで決めるべきだ」「明るさを表す等級(絶対等級)で決めるべきだ」などと批判が集中しているという。
 「定義は必要ない」といった意見さえも出ている。 
 定義案で示された「冥王星族」という惑星の新分類法にも、大多数が反対しているという。

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2006年08月16日

太陽系の惑星が実は12個だった??

 太陽系の惑星がこれまでの9個から一気に3個増え、12個になる可能性がでてきた。
 チェコ・プラハで開催中の国際天文学連合(IAU)総会で本日、惑星の新定義が提案されたためだ。
 太陽系で惑星と認定されたのは1930年発見の冥王星までの9個だが、近年、新天体の発見が相次ぐなどしたため、定義の見直しを迫られていたという。
 新定義の採決は現地時間24日午後の予定で、承認されれば、世界中の教科書が書き換えられることになる。
 これまで太陽系の惑星は、歴史的経緯から地球や金星、土星、冥王星などの9個とされてきた。
 しかしIAU総会に提案された惑星の新定義は(1)天体が自ら球状の形を維持できる重力をもつ(2)太陽のような恒星を周回している天体で、恒星や、惑星の衛星ではないの2条件を満たす天体だ。
 これには、質量が月の約150分の1、直径では月の約4分の1にあたる800キロの天体まで含まれる可能性があるのだそうだ。
 新定義が承認された場合、米観測チームが昨夏に冥王星より大きいと発表した「2003UB313(第10惑星)」のほか、これまで小惑星とされてきた火星と木星との間にある「セレス(ケレス)」、冥王星の衛星とされていた「カロン」の三つが加わる事になるのだそうだ。
 冥王星とカロンは、これまでいわれてきた様に惑星と衛星の関係ではなく、二つの惑星が互いを周回しあう「二重惑星」とみなすことになるという。
 また、今後も研究の進展に伴って、惑星の新定義に該当する天体が見つかる可能性は高いと考えられている。
 IAUの惑星・衛星命名機関は2年前から、天文学者、作家、科学史家ら7人で構成する「惑星定義委員会」を設け、新定義を検討していた。
 天文学は古来、神話や思想、文学、占星術など人類の文化と密接にかかわり、新定義は科学にとどまらず、歴史や文化にも影響を与えるからだという。
 セレスは直径約950キロ、カロンは直径約1200キロで、「第10惑星」は直径約2400キロと推計されている。
 一方、02年に発見されたクワーオワーや03年発見のセドナは、セレスより大きいとみられるが、球形が維持できているかどうかが未確認などの理由で、今回は惑星とされなかったそうだ。
 IAUによると、こうした惑星候補は少なくともあと12天体あるという。

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2006年08月14日

日本製月面探査機公開!

 宇宙航空研究開発機構は、月の資源探査などを行う月面探査車の試作機を作製した。
 細かな砂で覆われた月面で自在に動き回れるように、足回りがブルドーザーのような無限軌道型に設計されているのが特徴だ。
 試作機で性能評価を重ねて実用機開発に結びつけ、10年以内には探査車での本格的な月面探査を始める考えだとしている。
 試作機は高さ約40センチ、長さ約70センチ、幅約60センチの大きさだ。
 通信機器などを内蔵した本体に、5個の車輪を金属の帯で取り囲んだ無限軌道型の走行装置を、計4個設置している。
 帯は網構造で、砂が車輪と帯の間に入り込まないように工夫したそうだ。
 それぞれの走行装置の回転速度を変えて、方向転換する仕組みになっているそうだ。
 同機構では走行性能を月面に似せた砂場で評価しているが、斜度が20度の坂道も滑らずに、毎秒数センチの速さで進み、無限軌道型の有効性を確認しているという。
 月面は、粉末状の砂がふわっと浮いた状態で覆われているために非常に柔らかく、平均斜度が15度前後と起伏にも富むため、アポロ計画で使われた車輪型の探査車は、車が砂に沈み、坂道走行も課題が残っていた。
 同機構は来年夏に月周回衛星「セレーネ」を打ち上げ、10年以内には月面探査車を使って有人活動に必要な月の資源や環境状態を調査する構想を描いている。

 いよいよ日本製の月面探査機が動きだした!!
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2006年08月10日

進学率の伸びが顕著に!

 浪人生も含めた大学・短大への進学率は今春、52.3%と過去最高になったことが文部科学省が発表した学校基本調査(速報)でわかった。

 このうち女子は51.0%で、初めて5割を超えた。

 大卒、短大卒、高卒の就職率もそれぞれ上昇したという。

 文科省は、景気の回復で雇用環境が改善されたため、とみている様だ。

 一方、昨年度に30日以上欠席した不登校の小中学生は前年度より1100人(0.9%)少ない12万2000人で、4年連続で減少した事もわかった。

 調査は今年5月1日現在で、国公私立すべての学校を対象に実施したものだ。

 それによると、浪人生も含めた大学・短大の入学者は、昨年度より9000人減って69万4000人だが、18歳人口に占める割合を示す進学率は0.8ポイント増の52.3%で、4年連続の伸びとなった。

 とりわけ大学への進学率は1.3ポイント増え、過去最高の45.5%になった。

 とくに女子は21年連続して伸びており、在学生の10人に4人は女子となる計算だ。

 また、大学院での女子の比率も初めて3割を超えた事もわかった。

 就職率は大卒が63.7%(前年度比4.0ポイント増)となり、55.1%で過去最低だった03年度以降、3年連続で上昇し、98年春のレベルに近づいた。

 ちなみに短大卒は67.7%(同2.7ポイント増)、高卒は18.0%(同0.6ポイント増)だった。

 一方で、家事手伝いや留学なども含め、進学も就職もしていないのは、大卒で14.7%、短大卒で11.9%、高卒で5.7%で、アルバイトやパートなど一時的な仕事に就いているのは、大卒で3%、短大卒で5.2%、高卒で1.6%いたという。

 また、小中学校で昨年度、30日以上欠席した子どものうち、心理的要因などで登校しないかできない不登校は、小学校で2万3000人(同2.6%減)、中学校で10万人(同0.5%減)だったそうだ。

 小中学生の総数に占める割合としては1.13%とほぼ横ばいだった事も判明した。
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2006年08月06日

アルキメデスの古文書解読へ

 古代ギリシャの数学者アルキメデスの重要な著作が記録された古文書の解読に、米スタンフォード大などのチームが最先端のエックス線技術を使って成功した。
 今後のアルキメデス研究に貢献しそうだと期待されている。
 文書は10世紀のもので原文と同じギリシャ語で記録されており、AP通信によると計174ページだという。
 アルキメデスが紀元前3世紀に浮力の仕組みを解明した「アルキメデスの原理」など複数の重要な理論が、当時、紙の役割を果たした羊の皮にインクで記されているが、この皮はその後、元の文字を削り取って宗教文書の記述に再利用されたため、上書きされた文字や絵に隠れ、最初の文書はほとんど判読不能な状態だったという。
 アルキメデスもびっくりの方法だ!
 しかしこうした技術が活かされ、古代の姿がより良くわかるのも素敵な事だ・・・。
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2006年07月31日

日本も月探査計画実施へ

 宇宙航空研究開発機構は本日、来年夏にH2Aロケットで打ち上げる月探査衛星「セレーネ」の後継2号機として、2013年ごろに無人探査機を月面に送り込む構想を明らかにした。
 月面への着陸技術を確立して、探査車(ローバー)などのロボット技術を実証、月面を科学的に観測する計画だという。
 その後の3号機では、月面から地球への試料持ち帰りを目指すとしている。
 また、一連の探査で、月面の資源の活用や砂から酸素を抽出する可能性も調べ、将来の日本人による有人月面拠点づくりにもつなげたい考えだという。
 川口淳一郎宇宙機構教授は「現在、担当チームで着地の方法や探査機、ローバーの設計など詳細を検討中で、早ければ来年度から開発研究を本格化させたい」としている。
 1号機となるセレーネは、15種類の観測機器を搭載し、月の北極と南極付近を通る高度約100キロの円軌道から、月面をくまなく観測し、地形や元素、鉱物の分布を明らかにするほか、月の地平線から地球が日の出のように昇ってくる様子をハイビジョンカメラで撮影することも決まっている。

 いよいよ日本人も月へ行く時代が来た様だ・・・。
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2006年07月28日

岩手の海底で新しいタイプの火山発見

 岩手・三陸沖800キロの太平洋の海底に、海洋研究開発機構と東京工業大のグループが小さな火山群を見つけた。
 従来の理論では火山はできないはずの場所で、研究グループは海底のプレート(岩板)にできた小さな亀裂を通ってマグマがじわじわしみ出す新タイプの火山としている。
 グループは03〜05年、水深6000メートルのこの海域を潜水調査船「しんかい6500」などで調べ、高さ50〜100メートルの盛り上がった地形を見つけたという。
 付近で火山噴出物が採取されたことから、その地形は103万〜5万年前に噴火した三つの火山と分かったという。
 火山ができる場所は従来、(1)海洋プレートが生まれる場所(大西洋の中央海嶺など)(2)プレートが沈み込む先(日本列島など)(3)地下深くからの局所的な上昇流があるホットスポット(ハワイなどの大規模火山)と考えられてきたが、今回はどれにも該当しないものだという。
 地下構造の音波探査や周辺の地形調査などから、プレートにできた亀裂を通してマグマがしみ出したとみられることが分かったとの事で、プレート直下に、溶けたマグマを含む軟らかい層が広がっていると考えると説明がつくという。
 プレート理論では、ベルトコンベヤーのように硬いプレートがゴムのように軟らかい層に載って運ばれると説明されているが、軟らかい層が部分的に溶けているかどうかは未確認だった。
 グループの高橋栄一・東工大教授は「今回の研究で一つの証拠が得られた」と言い、他の海底でも同様の火山を探すことにしている様だ。

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2006年07月26日

木星の大赤斑に違う赤斑が大接近!

 木星の巨大な目玉のような「大赤斑」に、ひと回り小さな赤斑が最接近し、天文学者や天文ファンの注目を集めているそうだ。
 米ハワイのジェミニ天文台がこのほど、大小二つの赤斑が並んだ画像を公開したが、近赤外線による撮影のため、肉眼では赤い赤斑が白く浮かび上がって見える。
 同天文台などによると、赤斑は水素とヘリウムを主成分とする木星の大気が、台風のように渦巻いたものと考えられている。
 木星の特徴になっている大赤斑は横幅が2万キロ以上もあり、300年以上前にイタリアの天文学者カッシーニが発見して以降、観測され続けている。
 もう一つの赤斑は大きさが大赤斑の半分ほどで、00年に三つの白斑が合体してできたものが、今年2月ごろから赤く変化したという。
 下層大気に含まれる物質が上昇気流で巻き上げられ、赤く変色したという説もあるが、はっきりしたことは分かっていない。
 二つの赤斑の接近で、さらに色や形の変化が見られるかも知れないと期待されている。

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2006年07月24日

科学掘削船「ちきゅう」がインド洋で試験掘削へ

 世界一の掘削能力を持つ海洋研究開発機構の科学掘削船「ちきゅう」が、来秋の本格運用前に、インド洋などで石油と天然ガス探査の試験掘削に臨む事が明らかになった。
 豪州の資源開発企業の業務を請け負うことになり、海洋機構が本日発表したものだ。
 掘削の技術的経験を積みたい日本と、地質の精密なデータを得たい企業側との思惑が一致した結果だ。
 掘削地点はケニア沖2カ所と、豪州の北西沖と南岸沖の各1カ所の計4地点で、海底下2500〜4400メートルまで掘り、途中で石油や天然ガスが噴出する可能性もあるというが、海底をここまで深く掘れる船は「ちきゅう」だけで、運用費80〜100億円は企業側が支払う事になるという。
 「ちきゅう」は、地下の化石資源の成り立ちや地震発生のしくみを研究するため、海底下を最大7千メートルまで掘り、マントル上部から岩石などの試料を採取することを目指している。
 今年8〜9月に青森県下北半島の沖で試験掘削を始め、来年9月からは紀伊半島沖で地震発生のかぎをにぎる地下構造を調べる予定だが、今回のインド洋などでの調査は、この間に実施する予定だと言う。

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2006年07月21日

10円硬貨に蚊を撃退効果

 10円玉でボウフラを撃退する事が可能・・・。
 銅を水に入れておくと、蚊が発生するのを防ぐ効果があることが、非鉄金属大手などでつくる日本銅センター(東京都)の実験でわかり、今年から屋外で実証実験を始めた。殺虫剤が効きにくい蚊にも有効だという。
 「墓地の花入れに10円玉を入れると、蚊がわかない」という言い伝えを銅センターの担当者が知って、日本環境衛生センターに実験を委託したという。
 まず「ヤブ蚊」ともいわれる一般的な蚊、ヒトスジシマカの幼虫(通称:ボウフラ)を銅製の容器で飼ったところ、すべて羽化せずに死んだのだそうだ。
 一方で、ガラス製の容器では9割が羽化して蚊になったそうである。
 次に、都会で1年中発生するチカイエカで実験した。
 この蚊の幼虫で殺虫剤に抵抗性があるものを、繊維のように細い銅線と一緒にガラス容器に入れたところ、やはり全滅したのだそうだ。
 しかし入れない場合は、8割が羽化したという。
 銅を入れた容器の水からは銅イオンが検出されたそうで、その濃度は最大約1ppmで人体には無害だったという。
 銅センターは今年6月、兵庫県西宮市の公園で実証実験を始めたそうで、銅センターの斎藤晴夫・技術開発部長は「ボウフラが死ぬメカニズムの解明はこれから」と話している。
 銅には微生物を殺す効果があることがわかっており、抗菌グッズも市販されている。
 抗菌力は銅のさび(緑青)が出ていない方が強いため、10円玉を庭先の水たまりなどに入れて蚊の防除を試す場合は、「きれいな硬貨がお勧め」という。

 しかしまさにおばあちゃんの知恵袋は正しかったという事か・・・。
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2006年07月02日

スペースシャトルディスカバリー打ち上げ延期へ

 米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル・ディスカバリーは米東部時間1日午後3時48分(日本時間本日午前4時48分)に打ち上げられる予定だったが、天候の事情により延期された。
 次の打ち上げ予定は2日午後3時26分(同3日午前4時26分)の予定だ。
 
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2006年06月20日

蝙蝠は犬や馬に近い

 空を飛ぶ哺乳類、コウモリはウマやイヌと近い仲間で、サルやネズミとは縁遠いことを東京工業大の岡田典弘教授らがDNAの解析で突き止めた。  コウモリは、姿かたちから霊長類に近いとされていたが、最近のDNA解析でクジラやウマなどに近いことがわかってきたが、詳しい進化の位置づけは不明だった。
 岡田教授らは、DNAの中で自分自身の複製を増やしていくレトロポゾンと呼ばれる小さな配列を使い、進化の道筋を調べたという。
 レトロポゾンは1回、染色体に入り込むと抜けずに子孫に伝わるため、レトロポゾンの位置を調べることで、枝分かれした順序がわかるのだそうだ。
 その結果、コウモリ、ウマ、イヌ、ウシ、クジラの枝分かれの順序は、まずウシとクジラのグループが分かれ、その後、コウモリが分かれたとわかったのだそうだ。
 岡田教授は、共通祖先を持つコウモリとウマとイヌの仲間を、翼のある馬のペガサスをもじって「ペガソフェラエ」というグループ名で呼ぶことを提案したそうである。
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2006年06月13日

北太平洋のプランクトンがCO2対策をしていた

 北太平洋にすむミジンコに近縁な動物プランクトンが、大量の炭素を深海に運ぶことで、日本が排出する二酸化炭素の半分近い量を、数百年間封じ込める働きをしていることが、水産総合研究センターの東北区水産研究所(宮城県塩釜市)と東京大のチームによる研究でわかった。
 大気中のCO2増加は地球温暖化につながるが、それを抑える自然界の仕組みの一端が明らかにされた様だ。
 このプランクトンはネオカラヌスというグループで、体長5〜10ミリだという。
 春から初夏には海の表層にいて、光合成でCO2を吸収した植物プランクトンを食べて育つという。
 夏に水深500〜1500メートルの深海に移動して休眠し、早春に産卵して死ぬのだそうだ。
 休眠中のネオカラヌスが魚などに食べられることで、CO2由来の炭素が深海に送り込まれ、それが浅い海に戻るのは、海水の動きの関係で数百年後になるというのである。
 東北水研の斉藤宏明・生物環境研究室長によると、従来、CO2由来の炭素が生物によって深海へ運ばれるのは、主に植物プランクトンが死んで沈むためと考えられた。しかし、02年から三陸沖などで動物プランクトンを採集し、深さと季節による変動を追ったところ、海面1平方メートルあたり年に4.3グラムのCO2由来の炭素が、ネオカラヌスによって深海に運ばれていた事がわかったのだ。
 この量は、植物プランクトンが沈むことで運ばれる炭素の量に匹敵するという。
 ネオカラヌスの分布などから、北太平洋全体で吸収されるCO2を計算すると年5.9億トンだったという。
 日本のCO2排出量は12.8億トン(04年度)で、その半分近くにあたり、世界の総排出量の中でも数%に相当する量だという。
 斉藤さんは「世界中で動物プランクトンが果たす役割はかなり大きいはず。ただ、プランクトンの量は約20年周期で数倍変動する。その仕組みがわからないと将来予測は難しい」と話している。
 研究が進めば、人類がどれだけCO2を排出できるかを算定する上で、重要な役割を果たしそうだ。
 海のCO2吸収の予測を専門とする山中康裕・北海道大助教授は「21世紀末には気温上昇で地上生態系によるCO2吸収が激減するとみられ、海の吸収は重要度を増す。こうした海の仕組みを詳細に調べる研究は極めて重要だ」と言っている。
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2006年06月12日

科学技術白書閣議決定

 文部科学省がまとめた「科学技術の振興に関する年次報告」(科学技術白書)がこのほど、閣議決定された。
 日本の人口が昨年、戦後初めて減少し、少子高齢化がいっそう進む中で、健康寿命を延ばす医療や生活の質を高める福祉工学に力を入れることなどで、「科学技術も人口構造の変化に対応すべきだ」との姿勢を強調しているのが特徴で昨今の情勢を踏まえてのものだろう。
 白書では、力仕事ができる能力と繊細さを併せ持つロボット、人間が装着することで力を補助するロボットスーツなどの需要が、今後さらに増すだろうと予測した。
 また、研究者や技術者が30年ごろには100万人以上不足する可能性があるという試算などから、科学技術に関係した人材の数と質を確保する取り組みも進める必要があると指摘した。
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2006年06月02日

小惑星イトカワは岩石の破片が集まって出来た!

 探査機「はやぶさ」が昨年着陸した小惑星イトカワは、小惑星同士の衝突で生じた岩石の破片が集まってできたらしいことなどが、宇宙航空研究開発機構によるデータの解析からわかってきたという。
 はやぶさは昨年9〜11月に、地球から約3億2000万キロ離れた小惑星イトカワを詳細に観測し、2度の着陸にも成功しているが、宇宙機構の研究チームは、はやぶさの得たデータからイトカワの密度を1立方センチあたり1.9グラムと計算したという。
 また内部には40%もすき間があり、がれきが重なったような構造である可能性が高いことがわかった。
 イトカワの表面に大きな岩がたくさん見られることと合わせ、研究をまとめた宇宙機構の藤原顕・元教授は「小惑星同士が衝突した後に飛び散った破片が互いの重力で再び集まり、ラッコのような形になったのではないか」との見方を示している。
 イトカワには、はやぶさが着陸した「ミューゼスの海」のような平らな場所もある。
 画像などの分析から、こうした場所には数センチから数ミリの大きさの石や砂が集まり、重力が小さいことがわかったという。
 小天体の衝突などでイトカワが揺さぶられた際、ふるいにかけたように小石や砂が集まったと考えられたという。
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2006年06月01日

北極は5500万年前は海面温度23度だった

 約5500万年前の北極の海面温度は23度もあり、亜熱帯レベルの暖かさだったが、約4500万年前から氷におおわれ始めたという北極の激しい気候変動の歴史が、日米が始めた研究プロジェクト「統合国際深海掘削計画(IODP)」の調査によって明らかになった。
 IODPの参加国は現在、20カ国で、調査グループは、04年夏、北極海のロモノソフ海嶺と呼ばれる海底山脈を掘削、地下430メートルまでの堆積物を採取したという。
 北極周辺は海氷が動き、船の位置を固定することが難しかったそうだが、「掘削船のほかに2隻の砕氷船を使い、初の北極海の調査掘削に成功した」と参加した北海道大学の山本正伸・助教授(古海洋学)は語っているという。
 約5500万年前は大気中の二酸化炭素濃度が上がり、温暖だったことが知られていた。
 グループは、微生物がつくる有機物が、温度によって変化することに注目し、堆積物を詳細に解析し、海面温度は23度だったと推定したという。
 現在の0度以下の海面より20度以上も上回っていたことになるのは驚きだ。
 約4900万年前には淡水で生きる浮草が北極海をおおっていたこともわかったという。
 亜熱帯の暖かさから気温が下がり、現在の氷の時代が始まるタイミングは、氷が運んだと思われる石が見つかった約4500万年前と推定された。 この結果はこれまで見つかっていた証拠より約3500万年もさかのぼる結果だった。
 氷は太陽光を海水より多く反射し、地球全体の気候に影響を与える事が知られている。
 氷がない時代の様子を知ることは、「温暖化の将来予測にも役立つ」と調査に参加した高橋孝三・九州大学教授(古環境学)は語っている。

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2006年05月31日

新種の微生物発見!

 これまでに知られているどの生物の分類にも当てはまらない、不完全な「核膜」を持つ微生物を東京医大神経生理学講座の小塚芳道兼任講師らの研究グループが、伊豆諸島南方の深海底で発見した。
 現在すべての生物は、DNAを包んでいる核膜やミトコンドリアなどを細胞内に持つ「真核生物」と、これらを持たない原核生物の「古細菌」「真正細菌」の3つに分類されている。
 発見された微生物は原核、真核両者の中間的な特徴を持っており、原核生物から真核生物への進化の過程を明らかにするための重要な手掛かりになるという。
 微生物は、明神礁近くの深さ約1300メートルの海底で2000年に採取された泥の中から、ゴカイの仲間のウロコムシに付着している状態で見つかったのだそうだ。
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2006年05月25日

世界初!マリアナの海底火山の噴火を撮影成功

 マリアナ海域の海底火山の大規模な噴火を海中の無人探査機で撮影し、噴出物を採取することに海洋研究開発機構などの日米グループが成功した。
 海底の噴火を現場で観察したのは世界初の成果という。
 この海底火山はグアム島とサイパン島の中間にある「NWロタ―1」で、海洋機構の共同研究者である米海洋大気局の研究者が04年に初めて噴火を確認、撮影したそうである。
 このときは噴煙があまり上がっておらず、昨年10月、同局と海洋機構などが再調査を実施し、海洋調査船を直上に近づけ、無人探査機を海面下530メートル付近にある噴火口の数メートル近くまで沈めて動画撮影したのだそうだ。
 50気圧の水圧下にもかかわらず、火山灰などの噴出物が脈を打つように勢いよく上がる様子や、オレンジ色に熱せられた岩石が噴き出す場面が撮影されたという。
 「すぐ下にマグマが来ている感じが伝わってきた」と海洋機構の田村芳彦グループリーダーは語る。
 噴出物は海流に流され、海面にはにごりなどの異変はみられなかったという。
 小笠原諸島からマリアナ諸島にかけては火山が多く、海底火山は陸上の火山に比べ、地下のマグマや、マグマのもとになるマントルまでの距離が短い分、陸上では得られない情報を得られるはずで、グループは今後、採取した岩石の水分量などを分析し、マグマの生成過程を推定するとしている。
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2006年05月24日

太陽圏は歪んでいた

 NASAは、1977年に打ち上げた探査機「ボイジャー」1、2号の観測によって、太陽から吹き出す粒子が届く範囲「太陽圏」は、宇宙の磁場の影響を受けてゆがんでいることを突き止めたと発表した。
 太陽系の端に近づいた両機は、あと約10年で太陽系を脱出し、初の系外探査へ踏み出す見込みだという。
 それにしてもこの二機、まだ頑張ってたんですね・・・。

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